【水没車の見分け方】中古車で絶対にチェックすべき症状とポイント

車のお役立ち情報

中古車を購入する際に「この車、大丈夫かな?」と不安になったことはありませんか?

特に近年、台風や豪雨による水害が増えている中で、水没車が中古車市場に流れてくるケースも珍しくありません。

今回は、実際に中古車販売店で働いていた友人から教えてもらった知識と、私自身の経験を元に「水没車の見分け方」について詳しく解説していきます。しっかりとチェックポイントを覚えて、安心できる中古車選びをしましょう!

水没車とは?なぜ避けるべきなのか

水没車とは、台風や豪雨、津波などによって車体が水に浸かってしまった車のことを指します。一見すると普通の車に見えても、以下のような深刻な問題を抱えている可能性があります。

  • 電装系統の故障:エアコン、カーナビ、ECU(エンジンコントロールユニット)などの電子部品が水に浸かることで、突然故障するリスクが高い
  • エンジン内部の損傷:エンジン内部に水が侵入していると、重大な故障の原因となる
  • カビや腐食:湿気により内装にカビが発生したり、金属部分が腐食したりする
  • 異臭:時間が経過すると不快な臭いが発生することがある

外観のチェックポイント

1. ボディ全体の確認
サビの確認:ドア下部、ホイールアーチ、バンパー周辺に不自然なサビがないかチェック
塗装の違和感:部分的に新しい塗装がされていないか、色ムラがないか確認
水位線の痕跡:ボディに薄っすらと水位の跡が残っていることがある

正直販売時にはこの辺は綺麗にして売ると思いますので、正直見分けが困難ですね。

2. ライト類の点検
ヘッドライト内部:レンズ内部に曇りや水滴の跡がないか確認
テールライト:同様に内部の曇りや水の侵入跡をチェック
ウインカー:正常に点灯するか、点滅のリズムに異常がないか確認

ライトは、パーツ交換できるので、交換しているお店も多いので正直微妙です。

ただ、見落としている販売店もありますので念のため見るポイントに入れておきましょう。

内装のチェックポイント

1. シート・カーペットの状態
異臭の確認:カビ臭さや生乾きのような臭いがないかチェック
シートの劣化:レザーシートの場合、不自然なひび割れや色褪せがないか確認
カーペットの状態:フロアマットを外して、下のカーペットにシミや変色がないか確認
湿気の痕跡:触ってみて妙にじめじめしていないか確認
コネクター泥跡:ダッシュボード裏のコネクター部分の穴に泥跡がないか確認

2. 金属部分の腐食
シートレール:シート下部の金属レールにサビがないかチェック
ペダル周辺:ブレーキペダルやアクセルペダル周辺の金属部分を確認
ドアヒンジ:ドアの開閉部分にある金属ヒンジにサビがないか確認

エンジンルームのチェックポイント

1. エンジンオイルの状態
オイルの色:オイルレベルゲージを抜いて、オイルが乳白色になっていないか確認(水が混入すると乳白色になる)
オイルの粘度:異常にサラサラしていたり、異物が混入していないか確認

さすがにオイル交換して売ると思いますが、念のためチェック項目として書いておきます。

2. エンジンルーム内の金属部品
エンジンブロック:不自然なサビや腐食がないか確認
配線類:電線の被覆が劣化していないか、緑青(りょくしょう)が発生していないか確認
エアクリーナーボックス:エアフィルターに水が浸入した跡がないか確認

電装系のチェックポイント

1. 各種電装品の動作確認
エアコン:冷房・暖房ともに正常に作動するか確認
カーナビ・オーディオ:電源が入るか、画面に異常がないか確認
パワーウィンドウ:すべての窓がスムーズに開閉するか確認
ライト類:ヘッドライト、テールライト、ハザードランプなどすべて点灯するか確認

購入時の注意点とアドバイス

専門家の意見を聞く
可能であれば車に詳しい友人や知り合いの整備士に同行してもらい、一緒にチェックしてもらうことをおすすめします。第三者の目で見てもらうことで、見落としがちなポイントを発見できる可能性があります。

極端に安い車には要注意
相場よりも大幅に安い車は、何らかの理由があるはずです。
「安いから」という理由だけで飛びつかず、なぜ安いのかをしっかりと確認しましょう。

保証の内容を確認
万が一のことを考えて、販売店の保証内容をしっかりと確認しておきましょう。
特に電装系の故障に対する保証があるかどうかは重要なポイントです。

まとめ

水没車を見分けるためには、外観、内装、エンジンルーム、電装系まで、幅広くチェックする必要があります。一つ一つは小さなサインでも、複数の要素が重なると水没車である可能性が高くなります。

中古車選びは大きな買い物です。「面倒だから」「恥ずかしいから」と遠慮せず、納得がいくまでしっかりとチェックしましょう。また、信頼できる販売店を選ぶことも重要です。

最後に…完璧にチェックしたつもりでも、見落としがある可能性はゼロではありません。
それでも、今回紹介したポイントを確認することで、水没車を掴まされるリスクは大幅に減らすことができます。皆さんが良い中古車に出会えることを願っています!

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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