新車を購入する際、最も悩ましいのがオプション装備の選択です。
「本当に必要なの？」「後で後悔しない？」といった疑問を抱える方も多いでしょう。
特にファミリーカーを検討している場合、限られた予算の中で最適な選択をしたいですよね。
この記事では、実際の使用シーンを踏まえながら本当に価値のあるオプション装備をご紹介します。
単なる便利さだけでなく、将来の売却時の価値も考慮した賢いオプション選択のポイントをお伝えします。
今回はリセールバリューという視点で見ていきます！
ずっと乗るから気にしないって方も参考程度に見ていってください〜
投資価値抜群！両側電動スライドドア
ミニバンを購入する際、最も検討すべきオプションが両側電動スライドドアです。
片側のみ電動の標準仕様と比べ、追加費用は約8～12万円程度かかりますが、その価値は十分にあります。
駐車場で隣の車との距離が近い場合、運転席側からしか乗降できないシチュエーションは頻繁に発生しますよね。
また、保育園の送迎時など、安全な歩道側から子どもを乗降させたい場面でも両側電動は重宝します。
そして査定価値の観点からでいうと、
中古車市場では両側電動スライドドアの需要が非常に高く、売却時に新車時のオプション費用の7～8割程度が査定額に反映される傾向があります。
実質的な負担額を考えると、非常にコストパフォーマンスの高い投資といえるでしょう。
一度体験すると手放せないハンズフリー機能
（画像引用元：ホンダ公式HP）
足をセンサー部分にかざすだけでスライドドアやリアハッチが開閉するハンズフリー機能。
「本当に必要？」と疑問に思う方も多いですが、実際に使ってみるとその便利さに驚かされます。
ハンズフリー機能が重宝する場面は下記でしょう。
- 買い物袋を両手に持っているとき
- 雨の日に傘をさしながらの乗車
- 小さな子どもを抱っこしているとき
- ベビーカーを押しながらの荷物の出し入れ
特に子育て世代にとっては、日常的に「手が塞がっている」シーンが多く、このような場面でハンズフリー機能の恩恵を強く感じることができます。
ご自身の利用シーンを振り返って必要か検討しましょう。
後付けは要注意！フリップダウンモニター
（画像引用元：トヨタ公式HP）
後席用のフリップダウンモニターについては、「使わないかも」と迷う方も多いオプションです。
しかし、後付けを検討している場合は、新車時の純正オプションとして装着することを強く推奨します。
メリットデメリットを挙げました。
純正オプションのメリット
- 配線処理が美しく仕上がる
- 車両保証の対象になる
- 総コストが抑えられる
- 中古市場でのニーズがあり、査定時のプラス評価が期待できる
後付けのデメリット
- 取付工賃が高額（5～8万円程度）
- 天井の配線工事が複雑
- 車両保証に影響する可能性
- 仕上がりが純正より劣る場合がある
特にファミリーカーの場合、長距離ドライブでの子どもの退屈しのぎとして重宝します。
「今は使わないかも」という場合でも、将来的な使用可能性と査定価値を考慮すると、新車時に装着しておくのが賢明です。
快適性を格段に向上させるシートベンチレーション
（画像引用元：トヨタ公式HP）
シートヒーターが一般的になった今、次に注目すべきは夏場の快適性を向上させるシートベンチレーション機能です。特に本革シートを選択する場合は、ほぼ必須の装備といえるでしょう。
日本の夏は高温多湿で、エアコンをつけていても背中や腰部分の蒸れは避けられません。
シートベンチレーションがあることで、長時間の運転でも快適性を保つことができ、疲労軽減にも繋がります。
現在はまだ高級車中心の装備ですが、今後普及が進むと予想される装備でもあり、中古車市場での差別化要素としても機能するでしょう。
安全性向上の切り札！デジタルインナーミラー
（画像引用元：https://jaf.or.jp/common/safety-drive/car-learning/user-test/blind_spot/d-mirror）
賛否両論のあるデジタルインナーミラーですが、実際に使用したユーザーからの評価は非常に高い装備です。
従来の光学ミラーと切り替え可能なタイプであれば、デメリットを最小限に抑えながら恩恵を受けることができます。
デジタルインナーミラーの具体的メリット
- 雨天時でも後方視界がクリア
- 夜間でも明るく見やすい後方映像
- 後席乗員や荷物で視界が遮られない
- フロントピラーによる死角を補完
慣れるまでに少し時間がかかる場合もありますが、一度慣れてしまえば従来のミラーでは物足りなくなるという声が多く聞かれます。
特に安全性を重視するファミリーカーでは、検討すべき装備の一つです。
オプション選択時の重要な考え方
使用目的と売却時価値のバランス
オプション選択では、実際の使用価値だけでなく、将来の売却時における査定価値も重要な判断材料になります。以下の観点で検討することをお勧めします。
- 需要の普遍性：多くの人が欲しがる装備かどうか
- 後付けの難易度：純正でないと困難な装備を優先
- 技術の陳腐化リスク：数年後も価値を保てるか
- メンテナンス性：維持費用が過大でないか
予算配分の優先順位
限られた予算の中でオプションを選択する場合は、以下の順序で検討することをお勧めします。
- 後から変更できない装備（電動スライドドア等）
- 安全性に直結する装備（各種安全支援システム）
- 日常使用での利便性向上装備（ハンズフリー機能等）
- 快適性向上装備（シートベンチレーション等）
- エンターテインメント系装備（フリップダウンモニター等）
まとめ：賢いオプション選択で満足度の高いカーライフを
新車購入時のオプション選択は、その後のカーライフの満足度を大きく左右します。
単純に「高いから」「使わないかも」という理由だけで判断するのではなく、実際の使用シーンと将来の資産価値の両面から検討することが重要です。
特にファミリーカーの場合、子どもの成長とともに車の使い方も変化していきます。
現在の生活スタイルだけでなく、数年後の家族構成や使用パターンも想像しながら、後悔のないオプション選択をしていただければと思います。
また、売価視点で書いてきましたが、気にしない方はご自身が本当に欲しい、必要だなと感じた装備で十分ですのであくまで一つの考え方として参考にしてください。
賢い選択で、より快適で安全なカーライフをお楽しみください。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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