自動車のナンバープレートには、4桁の数字の横にひらがなが1文字記載されています。
しかし、よく見ると 使われていない“ひらがな”が存在 するのをご存じでしょうか?
この記事では「なぜ一部のひらがなが採用されていないのか」を解説します。
ナンバープレートの構成とひらがなの役割
一般的なナンバープレートには次の情報が記載されています。
- 上段:運輸支局を示す地名+用途・大きさを示す数字(3桁まで)
- 下段左:1文字のひらがな
- 下段右:4桁の一連指定番号
そしてこのひらがな部分にはしっかりと意味があり、用途ごとに割り当てが決まっています。
- 自家用車: さ〜そ/た〜と/な〜の/は〜ほ/ま〜も/や・ゆ/ら〜ろ
- 事業用車 : あ〜お/か〜こ/を
- レンタカー : わ・れ
- 駐留軍人等 : 一部アルファベット(E・H・K・M・T・Y)「よ」
つまり、すべてのひらがなが使われているわけではなく、除外されているものもあるのです。
「お」「し」「へ」「ん」の4文字が使われていない
現在、ナンバープレートで採用されていないひらがなは以下の4つです。
「お」「し」「へ」「ん」
では、なぜこの4文字だけが外されたのでしょうか?
採用されてない理由は、
実は国土交通省の公式記録は残っていないので正確には不明です。
ですが一般的に次の理由が考えられています。
- 「お」 → 「あ」と見間違えやすい
- 「し」 → 「死」を連想させる(確かに事故を連想させて相応しくないかも)
- 「へ」 → 「屁」を連想させる(なんじゃそりゃ!)
- 「ん」 → 発音しにくく誤解が生じやすい
つまり、視認性の確保とネガティブな連想を避けるために採用されなかったと予想されています。
将来的には語呂合わせ需要も?
ナンバープレートは、希望番号制度によって「777」や「1122(いい夫婦)」など語呂合わせが人気です。
あと、イカついナンバーとして「8888」なども見ますね!
数字だけでなくひらがな部分も将来的には個性を出す要素として注目される可能性があります。
しかし現状ではひらがなの希望はできないので将来に期待ですね。
(割り振りが順番なのでタイミングを合わせれば狙った文字にできる裏技もあるみたいです)
仮に希望できても、安全性や利用者への配慮から上記の4文字が使われる予定はなさそうですね。
まとめ
- ナンバープレートには「用途」を示す文字、番号が使われる
- 「お・し・へ・ん」の4文字は未使用
- 使われない理由は「誤認しやすい」「死や屁を連想」「発音しにくい」など利用者配慮によるもの
普段何気なく見ているナンバープレートですが、実は細かなルールと歴史が隠されています。
街中で車を眺めるとき、ひらがな部分に注目してみると新しい発見があるかもしれません。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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