本の要約シリーズ「しょぼい起業で生きていく」

ビジネス本要約

こんにちは、ちゅんちゅんです。

今回は著者:えらいてんちょうの「しょぼい起業で生きていく」を読んだのでアウトプットとして内容を紹介します。

時間がなくて本が読めない方の参考になればと思います。

この本は著者「えらいてんちょう」さんが就活時期に就職するのが嫌になり、何気なくリサイクルショップを始めたら成功し、その後もバーや語学学校などを開業され、今までの経験から”起業”は大変で特別な人しかできないというイメージとは逆でスキルもない一般人がしょぼくても成功できることを伝える内容となっています。

それでは気になった内容を紹介します。

組織で働くのが無理なら起業しよう

著者のえらいてんちょうさんは大学生の就活時期に将来毎朝同じ時間に起きて8時間机に座っていることを考えると耐えられなかったそうです。元々早起きが苦手でアルバイトも遅刻したことがあると語っています。

また、取引先や上司に頭を下げたりすることも嫌だと感じていたみたいです。

そのため特に計画もせずに資金50万円でリサイクルショップを開業し、店の近所の人たちと良い関係を築くことで少しずつ成功し、その後もバーを開店させて大きく成功されたそうです。

ここで著者が伝えたいことはとりあえずサラリーマンという考え方をやめることです。

日本の教育では毎日決まった時間に登校させて決まった時間教育、その内容もお金や法律に関しては教えず、社会に出てからはみ出さない人間になるように基本的なことを教育していきます。

戦前では個人商店や農家が多かったのに対し、高度成長期辺りから企業に属して働くサラリーマンが増えてきました。

年功序列で定年まで勤めれば家や車が買え、子供を大学に行かせることができ、老後はたっぷり年金をもらって暮らせることができました。

しかし、バブル崩壊後からその事実は消え去り、世間から生き残るため会社が望む分の利益をもたらさない人がいるとリストラし、人件費の安い人や派遣社員を戦力にして生き残っています。

利益にならない固定費はカットする考えが強くなったといっても過言ではありません。

会社が個人を守ってくれる時代は終わり、見捨てられる時代になっています。

そのためこの章では無理に会社にしがみつかなくても別の生き方があるということを教えてくれます。

サラリーマンがしんどい=落伍者ではない

サラリーマンを辞めるとあいつはレースから逃げ出した、あいつの未来はもうないなど落伍者のレッテルを貼られてしまいます。それに自分自身も敗北した気持ちになります。

しかし、そのレースとは誰が作って主催したものでしょうか?

どうしても辛かったら辞めてもいいんです!逃げてもいいんです!

我慢して嫌なことを死ぬまで続けなくても大丈夫なんです。

会社から福利厚生など利用し、もらうものはもらって、我慢できなくなったら辞めてもいいんです。

辞めたから人生終わりではありません。

事業計画は作っても守るな

著者曰く事業計画は作ってもほとんど計画通りにはいかないそうです。

そのため計画は必要ですが、特に意識せず成り行きで構わないと言っています。

ここで著者は事業を始めようとしている人にこうアドバイスします。

事業はアイディアから入るのではなく、人とのつながりや置かれている環境などの条件から、自分ができそうなことを発見して事業化していく

著者がバーを始めたきっかけは友人とカラオケを定期的に楽しんでいましたがその費用が高いため、近所の空きになったテナントを借り、バーを開いて居場所を作ったそうです。

同じカラオケという行動をしつつ、お店としてお客さんを入れることにより、元々行なっていた行動は変えずにお金が生まれる仕組みを作り出しています。

飲み物も缶ジュースをそのまま提供していたり、お客さんにカップ麺のお湯を自分で入れてもらうことにより食品衛生責任者は不要になるため、資格を取ったり人を雇ったりしなくて良いそうです。

広告宣伝費なんて一切必要ない

しょぼい起業のため、わずかな資金を叩いて高額な広告費をだしても意味がないと著者は訴えています。

名が知れ渡っている大企業であれば有効だが、何をやっているのかもわからない小さな店が広告を出しても効果はないそうです。

この本では一番良い広告は口コミだと言っています。

必要とされる店はお客さんが勝手にtwitter(現X)などで宣伝してくれます。

そのため、放置していてもお客さんはSNSを介して増えて、つながりもできたそうです。

まとめ

この本は一般人でも起業できることを経験から教えてくれ、経営方法についても大金をかけなくともうまく回っていくことを教えてくれる本でした。

詳細が気になる方はぜひ読んでみてください。

閲覧ありがとうございました。

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