フロントのドアと後席のドアが両側に開く”観音扉式”の車が存在します。観音式はフリースタイルドアとも呼ばれており、近年の車種にも採用されるケースが多々あります。
ドアに間にピラーを設けないため、乗り降りしやすく荷物も載せやすいことがメリットです。
※フロントドアを開けないと後席ドアを開けられないので若干不便さもあります。

今回はそんな観音扉タイプの車を5台紹介していきます。
ちなみに上記のRX-8の画像、AI生成したのですが何となくホイールベースが長くないですかね笑
気のせいでしょうか?
①トヨタ/FJクルーザー

北米市場を意識して開発された車です。
ルーフの配色やフロントグリルをはじめ、丸いヘッドライトなどFJ40型のランドクルーザーを彷彿させる意匠デザインとなっております。
後輪駆動と4WD仕様の設定が用意されています。
②トヨタ/オリジン

2000年にトヨタが自動車生産数累計1億台を達成したのを記念してわずか1000台限定で販売された車になります。
1000台限定ですが、実際には1000ちょっと数は出ていたそうです。
プラットフォームはプログレ、アルテッツアなどと共有しており兄弟車という位置付けになります。
意匠デザインはトヨペットクラウンを意識したと言われています。
③マツダ/RX-8

当時フォードの傘下であったマツダは、フォードからさまざまな開発要件を突きつけられていました。
RX-8もその要件を満たした車であります。
当時4枚ドアにして欲しいという要件を受けたマツダ。しかしドア枚数を増やしてしますと重量が上がりロータリーの軽快スポーツが薄れてしまうと考えたマツダは観音式のフリースタイルドアを採用しました。
後席のドアはアルミを使用し、軽量化しています。
4枚ドアという条件を達成しつつ、なるべく軽量した結果観音扉のRX-8が誕生したんですね。
マツダの発想力とそれを実現した技術力に尊敬します。
④マツダ/MX-30

現行車でもあるMX-30はRX-8以来のフリースタイルドアをもつ車になります。
また、マイルドハイブリッドとRotary-EVというロータリーで発電して、発電した電力でモーターを駆動し走るというPHEV的立ち位置の設定があります。
ロータリーの復活ということで話題になっていましたね。
フリースタイルドアはセンターピラーを持たないため、衝突試験に不利になります。
そのため近年の厳しい試験をクリアするためにさまざな苦労をし、技術を織り込んでいます。
⑤ホンダ/エレメント

この車はアメリカで開発、製造され、ターゲットはサーファーやライフセーバーなどのビーチのセキュリティだったそうです。
そのため開発条件としてサーフボードが詰める室内にし、シートも撥水加工をしたものが使われています。
日本車ブランドですが、製造が海外とのことで、日本には輸入販売という形で売られたそうです。
まとめ
いかがだったでしょうか?フリースタイルドアはクラシックカーで多く採用されていた方式ですが近年の車にもそこそこ採用されています。
この車実は観音開きだったの!?と知った時の衝撃は今でも忘れられません。
話のネタにでもお使いください!
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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